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今こそ学校に心の鍵を

3月31日(木)晴れ
文科省が校門を施錠しさすまたや催涙スプレーの常備を全国の教育委員会に通達。だが学校を機械的な鍵で社会から隔離して良いのか。子供達の大人離れを助長しないか心配。教育は社会との繋がりにおいて初めて成り立つ。心の鍵で暴漢を防ぐ手立ては無いのか。

 大阪府寝屋川市立中央小で起きた教職員殺傷事件を受けて、文部科学省が校門の原則施錠と緊急時のためにさすまたや催涙スプレーなどの器具を備えることを全国の教育委員会に通知した。衝撃的な事件の後だけに神経質な過剰対応はある程度止むを得ないが、ここは一旦冷静になり、同じ様な悲惨な事故をどうすれば防げるかを皆で考える必要がある。事件が起きた直後に、「学校は絶対安全な場所だと思っていたのに、信じられないことが起きた」と語った生徒の親の発言が今回の決定を支配していたように見える。だが子供たちも含めて、人間が生きている以上、何処に居ても事故に遭う可能性がある。家庭内に居ても危険に遭遇する。絶対安全な場所など、この世の中には何処にも存在しないのだ。しかも、あれは、たまたま変質者が学校に侵入して教職員を刺した、特異的な事故だ。悲惨な事態ではあるが、偶発的に起きた事故と見るべきだ。一つの学校でたまたま起きた事故の対策を、全ての学校に適用して良いのだろうか。極めて稀にしか起きない事故を、定常的に起きる事故と同一視して、恒常的な対応を採ると過剰対策になり易い。加えて、幾ら強固な防御施設を作っても、同様な事故は防げない。それよりも、学校を無機質な鍵で社会から隔離して良いのか。子供達の大人離れを益々助長する結果になりなしないか。教育は社会との繋がりにおいて初めて成り立つ。教師たちには、「それでも大人を信じよう」と子供たちに言い続ける勇気を持って欲しい。子供たちの明るく元気な姿を見れば、闘争心にいきり立っている犯人も自然と心を和ます筈だ。そんな心の鍵を備えることこそ、学校を暴漢から守る手立では無いのか。

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君が全責任を負ってやってみたまえ!

Posted by: とおりすがり | April 01, 2005 04:19 PM

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